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June 08, 2004

「未亡人の一年」を読む

「未亡人の一年」 ジョン・アーヴィング 新潮社

 2000年に出て以来ずっとツン読状態だったが、やれやれやっと読了す。ジョン・アーヴィングは、ワタシのお気に入り作家の一人なのである。
前作「サーカスの息子」は、著者が自身のアーヴィング的世界構築に拘泥しすぎて設定が全く効果的ではなかった。インド人を主人公としたこともいささか無理があったと思うのである。
 その点今作品は、違和感なく奇矯な人物、奇矯な設定が織りなすアーヴィング的世界に容易く入り込めた。ラストも実にアーヴィング的ではある。
 とはいうものの、全てのピースが結末の一点に向かって収束した「オウエンのために祈りを」のようなカタルシスは、正直望むべくもない。「第四の手」はいかがであろうか?

●本日のFerrari
 ………

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